地球の誕生、それは今から46億年前のことです。宇宙の始まりからすでに100億年あまりが経っていました。 生まれたばかりの地球は、どんな状況だったのか見てみましょう。 およそ46億年前、太陽系では、たくさんの微惑星が集まって、地球が成長を続けていました。微惑星は成長しつつある地球に引き寄せられ、巨大ないん石として地表に激突していました。いん石は、毎日何千個と降り注ぎ、その度に地球は大きくなっていきます。衝突した微惑星には、鉄はじめとする金属や岩石、また、水や二酸化炭素など様々な物質が含まれていました。地表に激突した瞬間、発生した熱のために鉄や岩石は溶け、水は水蒸気となって二酸化炭素などとともに原始大気となっていったのです。 厚く地表を覆った大気は、衝突で生じた多量の熱を閉じ込めてしまったため、地表は千数百℃以上にもなりました。そのため、岩石は溶け赤いマグマの海となり、地球は火の玉のような姿に変身していきます。 やがて、地球の成長もほぼ終わり、微惑星の衝突も減ってくると地表の温度も下がり始めました。ちょうどその頃、大気中に漂っていた膨大な量の水蒸気が厚い雲となり、激しい雨となって地表に降り注いだのです。この雨は何万年も降り続け、地球に広大な海をもたらしたのでした。
僕たちが今、当たり前のように生きていられるのには、様々な要因が関わっている。地球、水、オゾン層の誕生、さらには人間そのものの肺、脳機能の進化など。 でも、 その生命の歴史を知らない 人は、意外に多いのではないだろうか?
人類の祖先の誕生が400万年前 これをカレンダーに換算すると12月31日の午前7時頃のこととなる。 今の人の形に至ったのが31日の23時49分のこと そして人類の文明が文字を使うようになったのが、31日の23時58分34秒出来事になる。 つまり近代の人類の歴史は1分もない。 このことから今回は地球の歴史を一年のカレンダーにしてみたが、これを宇宙のカレンダーにしてしまうと途方もない数字になるのは想像できるであろう。 いかに我々が宇宙規模では小さい存在か痛感させられると同時にそこに不思議とロマンを感じる。